中庭全体に3年前に貼った芝が伸びてきたのですが、凸凹してるので歩きづらい。
そこで凸凹をなくすために山砂を入れるといいと聞いたので、近所の家に庭の手入れに来ている業者さんに、山砂はないかと聞いた所、自分の所では扱っていないけど、知り合いがいるから電話して聞いてみてあげると、とっても親切にしてくださいました。そして山砂を持って来てくれる業者さんから電話があり、家の場所を聞かれて夫が答えると「もしかして康さんの家？」と聞かれました。康さんとは夫の父のことで、なんと同級生なんだそうです。「あ～じゃあ家知ってるから、２時過ぎに持って行きますわ」と言われ夫も私もキョト～ン！
来られた方は８０歳を超えておられるも、とっても元気で２トントラックを一人で運転してわが家にやってこられました。
「お元気ですね」と言うと「ほとんど機械がやってるからね」と笑っておられましたが、帰り際、夫に「それじゃ、身体に気を付けて頑張りなさい」と背中をポンポンと２回たたいて帰られました。
私たち夫婦にはもう親がいません。未だに現役で働いておられるこの方の息子さん、娘さんたちは幸せだなぁと思いました。還暦を超えた私たちに「頑張りなさい」と言ってくれる人はほとんどいなくなったことに気が付いたから・・・・叱ってくれる、教えてくれる、心配してくれる、そんな存在がいなくなるといくつになってもとっても不安なものなんですよ。
今日、カブを連れて愛宕山にいって、子どもたちが小さい時のハプニングを思い出しながら歩きました。帰りには息子たちが通っていた高校の横を通り過ぎ「俺たちもここに随分通ったなぁ～」と懐かしそうに言う夫に「自分たちが年を取るまで、あっという間だったね」と答えました。『浮生夢の如し』しみじみ感じる今日この頃です。
