私が小学生の時は祖父母が同居していて、祖母と母と私はお彼岸にはおはぎを作り、春には粽を作り、秋には合わせ柿を作り、お正月には親戚みんなでお餅つきをしたり、ひな祭りには甘酒を作り・・・・と、一年の行事のたびにいろんなものを作っていました。そして母が病気で倒れると、孫娘たちに父がこれらの作り方を伝授してました。 今日姪が大根菜でソフトふりかけを作ったからとおすそ分けを持ってきてくれました。これも父が作っていたもので、私の息子たちも大好きで、よくおじいちゃんにリクエストしていた料理です。「おじいちゃんみたいに上手には出来なかったけど食べてみて」と届けてくれて、早速夕食にいただきました。私もたまに作りますが父の味にはなかなかなりません。姪の作ったふりかけもそうでした。でも父が病気になった母の代わりに孫たちに見せてた姿はこうやって受け継がれているんだなとジーンときてしまいました。
